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Text File  |  1995-07-05  |  13KB  |  370 lines

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  4.  
  5. 1.TextChain ってなに?
  6.   
  7.  このたびは TextChainをダウンロードしていただき、ありがとうございました。
  8. TextChain は、あちこちに散在する複数のテキストファイルを一つにまとめる時に
  9. 威力を発揮するソフトウェアです。主な特徴は以下の通りです。
  10.  
  11.   (1)ドラッグ&ドロップでスピーディにテキストファイルを連結できる。
  12.   (2)ダイアログで任意のフォルダからテキストファイルを複数選択して一つに
  13.    連結できる。
  14.   (3)連結してできたテキストファイルのクリエータを任意に指定できる。
  15.   (4)連結するテキスト間にヘッダを挿入する機能、連結後に元ファイルを削除
  16.    する機能などのオプションがある。
  17.  
  18.  
  19. 2.インストール
  20.  
  21.  インストールは、TextChain のアプリケーションのアイコンをハードディスク上
  22. のどこかに置いておくだけです。ドラッグ&ドロップでの使用が主でもあるので、
  23. デスクトップ上にエイリアスを置いておくのも便利です。
  24.  
  25.  
  26. 3.使い方
  27.  
  28. (1)ドラッグ&ドロップによる連結
  29.  
  30.  入力となるテキストファイル群が同じフォルダ階層上にある場合は、この方法が
  31. 便利です。使い方は、複数のテキストファイルを TextChainのアイコンにドラッグ&
  32. ドロップするだけです。デフォルトの設定では、連結後のファイルは入力されたテ
  33. キストファイル群と同じ階層に、”Chained Text”という名称の YooEditのファイ
  34. ルを生成します。ファイルが連結される順番はファイル名の昇順(Finderの「表示」
  35. メニューで「名称順」を選択した場合の順番)になります。これらの設定は後述す
  36. る「プリファレンス」で変更可能です。
  37.  
  38. (2)オープンダイアログでのファイル指定による連結
  39.  
  40.  この方法では、入力となるテキストファイルがハードディスク上に散在していて
  41. も、一度の指定で全て一括連結できます。
  42.  TextChain のアイコンをダブルクリックして起動し、「ファイル」メニューから、
  43. 「開く」を選択します。これによりファイルオープンのダイアログが開きます。
  44. 図1にオープンダイアログを示します。
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  66.                  図1 オープンダイアログ
  67.  
  68.  このダイアログでは、左側のファイル選択リストから処理したいテキストファイ
  69. ル名を選択して「追加」ボタンをクリックまたは、テキストファイル名をダブルク
  70. リックすることにより、右側の処理ファイル一覧リストに順次追加されます。この
  71. 処理ファイル一覧リストに表示されているファイルが連結の対象となります。
  72.  以下に標準のファイル選択ダイアログ以外の操作部について説明します。
  73.  
  74. ・「全追加」ボタン
  75.   ファイル選択リストに表示中の全てのテキストファイルを処理ファイル一覧リ
  76.  ストに追加します。
  77.  
  78. ・「実行」ボタン
  79.   処理ファイル一覧リストの内容に従ってファイル連結処理を実行します。連結
  80.  される順番はリストの最上段から順です。
  81.  
  82. ・「処理ファイル一覧」リスト
  83.   連結処理を行うファイル名の一覧を示します。ファイル名はマウスでクリック
  84.  することで単一選択、シフトキーを押しながらクリックすることでファイル名の
  85.  連続選択、コマンドキーを押しながらクリックすることで選択の解除となります。
  86.  不連続な選択は行うことができません。
  87.   ファイル名を選択することで後述するファイル名の削除、リスト位置の移動な
  88.  どを行います。リスト上に表示する名称は純粋なファイル名のみですが、選択す
  89.  ることにより、ダイアログの最下部にそのファイルのフルパス名称が表示されま
  90.  す。
  91.  
  92. ・「削除」ボタン
  93.   処理ファイル一覧リスト上で選択されているファイル名をリスト上から削除し
  94.  ます。選択すると削除確認のダイアログが表示されますので、よければOK、や
  95.  めるならキャンセルを選択してください。なお、オプションキーを押しながら削
  96.  除ボタンをクリックすることで、削除確認ダイアログをスキップし、ただちに削
  97.  除することもできます。
  98.  
  99. ・「全削除」ボタン
  100.   処理ファイル一覧リスト上の全てのファイル名を削除します。同じくダイアロ
  101.  グで意志決定をしてください。オプションキー併用の場合は削除ボタン同様無条
  102.  件削除を行います。
  103.  
  104. ・「上へ移動」「下へ移動」ボタン
  105.   処理ファイル一覧リスト上でファイル名が一つだけ選択されている場合、その
  106.  項目のリスト上の順番を一つ上または下のファイル名と入れ換えます。処理ファ
  107.  イル一覧リスト内で順番を調整するのに使用します。
  108.  
  109. (3)プリファレンスの設定
  110.  
  111.  ファイルを連結する際のさまざまなオプション項目の設定を行います。
  112.  TextChain のアイコンをダブルクリックして起動し、「ファイル」メニューから、
  113. 「プリファレンス」を選択します。これによりプリファレンスの設定ダイアログが
  114. 開きます。図2にプリファレンスダイアログを示します。
  115.  
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  118.  
  119.  
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  135.  
  136.  
  137.  
  138.  
  139.                図2 プリファレンスダイアログ
  140.  
  141.  ダイアログは2つのブロックに別れており、ドラッグ&ドロップ、オープンダ
  142. イアログによる連結時共通の「共通属性」ブロック、そしてドラッグ&ドロップ
  143. 時のみ有効な「ドラッグ&ドロップ属性」ブロックからなります。
  144.  以下にダイアログの操作部について説明します。
  145.  
  146.  (a)共通属性
  147.  
  148.  ・「クリエイタ」設定フィールド
  149.    連結後のテキストファイルが持つクリエイタを半角4文字で指定します。次
  150.   に説明する「エディタ選択」ポップアップメニューと連動しています。デフォ
  151.   ルトは、YooEdit のクリエイタ「YoED」です。
  152.  
  153.  ・「エディタ」ポップアップメニュー
  154.    出力するテキストファイルを開くためのエディタを選択します。選択するこ
  155.   とにより、そのエディタのクリエイタが「クリエイタ」設定フィールドに設定
  156.   されます。また、登録されているもの以外のテキストエディタを使用したい場
  157.   合は、直接そのエディタのクリエイタを「クリエイタ」設定フィールドに入力
  158.   するか、ポップアップ最下段の「ユーザ選択エディタ」を選択してください。
  159.   ファイル選択ダイアログが表示されるので、使用したいテキストエディタを選
  160.   んでください。そのアプリケーションのクリエイタが「クリエイタ」設定フィー
  161.   ルドに表示されます。デフォルトは「YooEdit」です。
  162.  
  163.  ・「ヘッダ付加」チェックボタン
  164.    ファイル連結処理を行う際に、ファイルとファイルの区切りを明確にするた
  165.   めのヘッダを挿入する場合に設定します。チェックマークが付いている状態で
  166.   右隣の「ヘッダの編集」ボタンが活性となり、選択するとヘッダの編集ダイア
  167.   ログが表示されます(詳細は後述)。デフォルトは非設定です。
  168.  
  169.  ・「元ファイル削除」チェックボタン
  170.    ファイル連結処理後、元のテキストファイルを削除したい場合に設定します。
  171.   デフォルトは非設定です。
  172.  
  173.  ・「一旦ゴミ箱に退避」チェックボタン
  174.   「元ファイル削除」のサブオプションで、元のテキストファイルを直接削除す
  175.   るのではなく、ゴミ箱へ移動します。「元ファイル削除」のチェックがない場
  176.   合はこのオプションは設定できません。
  177.  
  178.   なお、ファイル削除のオプションにおいて、元のテキストファイルが存在する
  179.  ボリュームがロックされていたり、テキストファイルがフロッピーやMO(光磁
  180.  気ディスク)上にあり、メディアが書き込み禁止状態になっている時は、エラー
  181.  ダイアログが表示され、ファイルの削除やゴミ箱への移動はできません。
  182.  
  183.  (b)ドラッグ&ドロップ属性
  184.  
  185.  ・「ファイルのソートキー」ポップアップメニュー
  186.    ドラッグ&ドロップされたファイル群を連結する際のソート方法を指定しま
  187.   す。マニュアルソート以外を選択した場合はドロップされたファイル群は指定
  188.   したキーでソートされた順番で連結されます。マニュアルソートを選択した場
  189.   合は、ドラッグ&ドロップ時にドロップされたファイルの一覧ダイアログが表
  190.   示され、手動でファイルの順番を入れ換えてから連結することができます(ダ
  191.   イアログの操作は後述)。ポップアップメニューのデフォルトは「ファイル名
  192.   称」です。
  193.  
  194.  ・「連結方向」選択ラジオボタン
  195.    前項のソートキーでソートされたファイルの連結方向を指定します。「順方
  196.   向」で昇順、「逆方向」で降順の連結順となります。「ファイルのソートキー」
  197.   で「マニュアルソート」を選択している場合はこの項目は設定できません。デ
  198.   フォルトは「順方向」です。
  199.  
  200.  ・「出力ファイルの生成場所」選択ラジオボタン
  201.    出力ファイルの保存場所について設定します。
  202.    ラジオボタンを「入力ファイルと同じ」に設定すると、元のテキストファイ
  203.   ル群と同じフォルダ階層に“Chained Text”という名称の出力ファイルが生
  204.   成されます。すでに同じ名称のファイルが存在する場合はその旨警告するダイ
  205.   アログが表示されます。「問い合わせる」に設定すると、ドラッグ&ドロップ
  206.   時にファイル保管ダイアログが表示され、保管場所を問い合わせます。デフォ
  207.   ルトは「入力ファイルと同じ」です。
  208.  
  209.  各項目は、ダイアログのOKボタンを選択することで設定が初期設定ファイルに
  210. 保存されます。キャンセルボタンを選択すると、変更を保存せずに終了します。
  211.  また、プリファレンス設定ダイアログはメニューから選択する以外に、オプショ
  212. ンキーを押しながらファイルのドラッグ&ドロップを行った場合にも開く事ができ
  213. ます。この場合のプリファレンスの設定は、今ドラッグ&ドロップを行ったテキス
  214. トファイル群にのみ有効で、初期設定ファイルには設定は保存されません(一時的
  215. に設定を変更して連結を行いたい場合に有効です)。
  216.  
  217. (4)ヘッダの編集
  218.  
  219.  プリファレンスの設定で「ヘッダ付加」のオプションを設定した場合に「ヘッダ
  220. の編集」ボタンをクリックすることにより、付加するヘッダの内容を編集すること
  221. ができます。図3にヘッダ編集ダイアログを示します。
  222.  
  223.  
  224.  
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  226.  
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  228.  
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  230.  
  231.  
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  233.  
  234.  
  235.  
  236.  
  237.  
  238.  
  239.                 図3 ヘッダ編集ダイアログ
  240.  
  241.  以下にダイアログの操作部について説明します。
  242.  
  243. ・「ヘッダ定義」入力フィールド
  244.   ヘッダとして付加する文字列を入力するフィールドです。ヘッダとして認識
  245.  できる長さは、次に示すマクロを展開した状態で255文字までです。
  246.  
  247. ・「マクロ選択」ポップアップメニュー
  248.   ヘッダの一部として、ファイル名や、そのファイルの作成更新日時、現在の
  249.  日時などに相当するマクロを入力フィールドに挿入します。マクロの一覧を以
  250.  下に示します。
  251.     「$fn」……  連結するファイルのファイル名称
  252.     「$cd」……  連結するファイルのファイル作成日付(yy/mm/dd形式)
  253.     「$ct」……  連結するファイルのファイル作成時刻(HH:MM:SS形式)
  254.     「$ud」……  連結するファイルのファイル更新日付(yy/mm/dd形式)
  255.     「$ut」……  連結するファイルのファイル更新時刻(HH:MM:SS形式)
  256.     「$dt」……  現在の日付(yy/mm/dd形式)
  257.     「$tm」……  現在の時刻(HH:MM:SS形式)
  258.     「$sq」……  連結されるファイルの通し番号(先頭は1)
  259.  
  260. ・「プレビュー」表示フィールド
  261.   「ヘッダ定義」入力フィールドと連動して、実際に出力されるイメージでヘッ
  262.  ダの内容を表示します。マクロ名はそれぞれ展開された形式で表示されます。
  263.  
  264. ・「デフォルト」ボタン
  265.   ヘッダの定義内容をデフォルトの状態に戻します。
  266.  
  267. ・「閉じる」ボタン
  268.   ヘッダ定義ダイアログを消去します。
  269.  
  270.  定義したヘッダの内容は、プリファレンスダイアログのOKボタンを選択し
  271. た時にはじめて有効となります。ダイアログを閉じただけでは設定は変わって
  272. いませんので注意してください。また、ヘッダ定義フィールドに何も入力せず
  273. にプリファレンスダイアログのOKを選択した場合は自動的にデフォルトのヘッ
  274. ダが仮定されます。
  275.  
  276. (5)マニュアルソートの操作方法
  277.  
  278.  プリファレンスのドラッグ&ドロップ属性において、ファイルのソートキー
  279. で「マニュアルソート」を選択した場合、テキストファイル群をドラッグ&ド
  280. ロップした時にファイルの一覧を表示したダイアログが表示されます。デフォ
  281. ルトで表示されている順番はシステムに依存しますが、このダイアログ上のファ
  282. イル名の順番をユーザが任意に入れ換えることにより、指定した順番で連結す
  283. ることができます。図4にマニュアルソートダイアログを示します。
  284.  
  285.  
  286.  
  287.  
  288.  
  289.  
  290.  
  291.  
  292.  
  293.  
  294.  
  295.  
  296.  
  297.  
  298.  
  299.  
  300.  
  301.  
  302.  
  303.  
  304.  
  305.                図4 マニュアルソートダイアログ
  306.  
  307.  以下にダイアログの操作部について説明します。
  308.  
  309. ・「ファイル一覧」リスト
  310.   ドロップしたファイルの一覧が表示されます。
  311.  
  312. ・「実行」ボタン
  313.   ファイル一覧リストに表示されている順番でファイル連結処理を行います。
  314.  生成されたファイルの保存先はプリファレンスの「出力ファイルの生成場所」
  315.  の設定に依存します。
  316.  
  317. ・「中止」ボタン
  318.   処理を中止してアプリケーションを終了します。
  319.  
  320. ・「上へ移動」「下へ移動」ボタン
  321.   ファイル一覧リスト上で選択されている項目の順番を一つ上または下のファ
  322.  イル名と入れ換えます。この操作により、ファイルの連結順を変更します。
  323.  
  324.  
  325. 4.バージョン 1.0b1, 1.0b2を使用されていた方へ
  326.  
  327.  バージョン 1.0b1および 1.0b2 の TextChainを使用されていた場合、本バー
  328. ジョンの使用により、初期設定ファイルが一度再構築されます。従って、1.0b1,
  329. 1.0b2で設定していたプリファレンスの内容は初期状態に戻ってしまいます。恐
  330. れ入りますが、1.0b3使用開始時にもう一度、プリファレンスの設定をお願いい
  331. たします。
  332.  
  333.  
  334. 5.このソフトウェアの取り扱いについて
  335.  
  336.  本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。個人での使用に限り自由に再配
  337. 布、転載することができます。ただしその場合は、プログラム本体に改変を加
  338. えないことと、アーカイブの内容全てを同時に配布することを条件といたしま
  339. す。圧縮方式は場合により変更しても構いません。また、このソフトウェアの
  340. 使用により発生したいかなる損害に対して作者はその責任を負う義務はないも
  341. のとします。なお、転載された場合は事後で結構ですのでメールいただけると
  342. 嬉しいです(義務ではありません)。
  343.  また、本ソフトウェアの著作権は放棄しておりませんので、その権利に基づ
  344. き、作者に無断で商目的に使用することを禁止いたします。ただし、雑誌等の
  345. 付録として添付したい場合などは、作者あてメールくだされば大いに歓迎いた
  346. します。
  347.  
  348.  
  349. 6.動作環境・開発環境
  350.  
  351.   このソフトウェアの動作には以下の環境が必要です。
  352.  
  353.   ・漢字トーク7.1以降  空きメモリ500K以上
  354.  
  355.   また、以下の環境で開発、動作確認を行いました。
  356.  
  357.   Macintosh Centris 610 (16MB/230MBHD) + KanjiTalk 7.1
  358.   Macintosh PowerBook Duo230 (12MB/340MBHD) + KanjiTalk 7.1
  359.   Macintosh PowerBook Duo280c (12MB/320MBHD) + KanjiTalk 7.5
  360.   Symantec THINK C 7.0.3
  361.   Apple ResEdit 2.1.3
  362.   MicroFrontier ColorIt! 2.0.1
  363.  
  364.  全てに対応できるかどうかわかりませんが、ご要望、バグレポートなどあり
  365. ましたら、遠慮なく下記までメールをお送りください。
  366.  
  367.  仲野 隆行(JRS)
  368.  NIFTY-Serve : JAC02534
  369.  Internet    : jac02534@niftyserve.or.jp
  370.